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有勾配無落雪屋根を独力で施工する ブログトップ
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軒先通気口 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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久々の好天です。
天気予報では、これから3日間は好天続きで、今日も終日雨の心配なく作業できそうです。

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久しぶりに、防雨シートを全開して、西屋根に軒先通気口を作製します。


1.軒先通気口開口

軒先の合板に3cm幅のスリットをあけて、防虫ネットを取り付けます。

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軒先に取り付けてある垂木に沿わせて金属ソー電ノコを滑らせて、合板に切れ目を入れ

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その後、垂木との間に小垂木をスペーサーとして挟んで、もう一度金属ソー電ノコを滑らせると

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3cm幅のスリットができる。

2..防虫ネット

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ステンレス針のガンタッカーで.防虫ネットを止めていく

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軒先側をネット押さえの桟を釘止めして、合板側を荷造用のガムテープで固定してタッカーで止めていく

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快調に作業は進み

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稜線のコーナーまでたどり着いたら、西側屋根の軒先通気口の作製は終了です。

ここまで出来たら、もうすぐタイベック防水シートを張ることができます。



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屋根上構築物の雨仕舞(トップライト) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

屋根材の葺き替え工事で、頭の痛い問題として3個の屋根上構築物の雨仕舞があります。

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トップライト

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チムニー

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天窓


1.トップライトの雨仕舞い構想

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今回、西側屋根のアルミ屋根材の撤去の際にトップライトの雨仕舞のカバーを外そうと試みたが、アスフェルトやコーキング材の固着があって、無傷で解体できないことが判明した。

当初計画では、トップライトの雨仕舞のカバーを外してトップライト全体をかさ上げする予定でしたが、それは無理なので計画変更です。

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今回、トップライトの下部屋根に浸水がみられたが
トップライトの雨仕舞の板金カバー本体からの漏水が全く無かったことから、これを解体することなく、そのまま、下地防水のタイベック防水シートと一体化して2次防水雨仕舞として再利用することにする。
下部のシート防水の雨仕舞と敷設方法には万全を期すことにします。

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通気層を付加したのち、15mm通気合板と一体化したトップライトの雨仕舞いカバーを別に作製して、2重に被せる。

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追加の雨仕舞いカバーは電蝕を避けるため、アルミ材で製作する。


2.トップライトの雨仕舞い施工(2次防水)

トップライト周りの雨仕舞い施工は時間がかかるので、先行して着工します。
この部分のみ防雨シートを開いて作業することが出来るようにしたので、多少空模様が怪しくても、天候を見ながら作業できるからです。

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 ベルックスの天窓の水切りを真似て、左右両側の端を折って雨返しを作ります。

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通気屋根を付加するので雨漏りはトップから伝って入る確率が高いので、樋状にして下方に導いてやることにします。

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両側の樋の下に、タイベックルーフを差込み、ステンレスステープルのガンタッカーで止める。

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おっと、順番を間違えた。この時のために購入してあったステープル抜き(389円)で修正

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そう、こうしたかったのです。

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周囲をブチルコーキングしたら、トップライトの2次防水の雨仕舞いはほぼ完了。

天気が続けば、屋根全体をタイベックルーフで覆って2次防水のカバリングを完成させる予定です。



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通気垂木のライン引き [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

屋根葺き替え工事の机上プランで、頭を悩ませたことの一つが、タイベック防水紙の上に固定する通気垂木の固定位置の確認方法です。

通気垂木は屋根根太に釘で固定したいが、下にタイベック防水紙を張ると根太位置の手がかりが見えなくなる。

1. 合板上のライン引き

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そこで、タイベックを張る前に、合板上の根太の釘跡に油性ペンでライン引いて間違いを減らすことにした。
(吊り子を打ち付けた釘が紛らわしいのです。)

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軒先垂木に油性ペンで根太の位置をマーキングして、ライン引きの基点にする。

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屋根の稜線付近のラインには、釘の頭を出して打ち込み、タイベックを貼った上からチョークラインを引く際の手がかりにする。

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トップライトの水切りカバーの下に通る根太は旧根太になるので間違えないようにマーキングしておく

2.屋根合板の補修

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作業中、雪止めのアンカーがあった周辺の傷みが気になるので補修しておきます。

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痛んだ部分の合板を剥がすと幸いなことに下地は何とか外形を保っているので、合板のみを取り替えることにします。

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接着剤を兼ね、コーキング材をたっぷり注入して、ネジ止めする

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ブチルテープを貼り、マーキングと目印の釘を打って完成

これで、タイベック防水紙を貼る準備が整いました。


2. タイベック防水シート張り作業

通気層には値段の安い未乾燥の小垂木を使うことにしたので、直線材は少ない。
垂木のあばれを矯正しながら釘止めしていくことになるので、タイベック上に出来るだけ正確にラインを打っておきたい。
面倒だが、安全策をとってタイベックのロールを一段敷く毎にラインのスミ付けをしていくことにします。

(1) タイベック防水シート張り

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 軒先通気口の上部に、タイベックロールをガンタッカーで止め、油性ペンでタイベック上に根太のラインを引く
タイベックルーフライナーは、ノンスリップ加工がされていて、安心して作業が出来ます。

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要領がつかめたので、コンプレッサーのサブタンクをトップライトの上に持ち出して、2列目からはエアータッカーを使用することにする。

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当初、ハンマータッカーを購入する予定でしたが、偶然、それより安価なエアータッカーを見つけて衝動買いしてしまったものです。

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5千円もしないエアータッカーでも威力は歴然!
ガンタッカーで正確に位置決めした後は、エアータッカーの独壇場です。

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作業ははかどり、トップライト周りの雨仕舞とロール紙との整合性をとって敷き込んでいきます。。

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夕方には西屋根の3分の2程度を貼り終えることが出来ました。

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この調子でいくと、明日は午前中にはタイべックルーフを貼り終え、
午後からは、ダクトスペーサーの取り付け作業にかかれそうです。


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西屋根のタイベック張り終了 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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今日は朝から快晴!

午前中には、西屋根のタイベックルーフを貼り終え、午後からは、小垂木の取り付けにかかりたいと意気込んで工事にはいりましたが、どっこい!
風が出てきて悪戦苦闘、時間ばかりかかってらちがあかない

軽量で一人でも扱いやすいのがタイベックルーフライナーを選んだ理由の一つだったのですが、風に舞いやすくて位置決めできない。

風が収まるまでトップライトの雨仕舞いを仕上げることにします。

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水きりの下に雨が侵入しないように、横張りのタイベックをオーバーラップさせて樋の中の両面ブチルテープに接着させます。

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垂木を張るまで木片で抑える。

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トップライトの山側に防水シートを追加する。こちらは水切りにオーバーラップさせてやります。

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トプライト斜め上からもタイベックを張り増しします。

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直接雨を受けるところで無いので、これくらいで勘弁してやるか(笑)

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夕方になり、ようやく風が収まりタイベックルーフ張りを再開

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遅れを取り戻そうと作業を急ぐ

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三角部分が残ったところで、丁度、ロールはエンド
切り捨ててあった三角のタイベックの切れ端も動員してぎりぎり貼り終えることができました!

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50mロール2本を購入して、1本でピッタリ屋根の半分を貼り終えたことになります。
上手と言うか、きわどいと言うか

とにかく嬉しいです!


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(セルフビルド支援ツール(4)サスペンダー [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

セルフビルド屋根工事では、作業に応じた工具を身近に携帯して作業効率をあげたいのですが、インパクトドライバーや手工具をたくさん持つと、
釘袋(レザーエプロン)だけでは腰骨の負担が大きくて作業が長続きしません。

そんな時、頼りになるのがサスペンダーです。
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このように重い釘袋やインパクトドライバーのホルスターを肩から吊るして腰の負担を軽減することが出来ます。


似たような品をmonotaroで見つけ、自分に合うように縫い縮めて便利に使用していたのですが、不具合が続出
雨降りの今日は不具合修繕の日とします。

(1)サスペンダー修理

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左右のショルダーベルトが開かないように止めていたスナップが壊れてしまった。
垂れ下がってきた糸を引っ張っただけでスナップが脱落して取り付け不能。
ベルトの端止めがされていなかったみたいです。

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色も形も違うけど手持ちのベルトとバックルに交換して、5mmリベットにワッシャーを挟んでリベットをかしめて修理完了
ワンタッチ脱着となり操作性は以前より向上。!


(2)ホルスターの手直し
一番使用頻度が高いインパクトドライバーのホルスターの収まりが悪くて、頻繁に脱落する。
セーフティーワイヤーをつけて作業しているが、この際手直ししよう。

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原因は、固定用のベルクロのバンドの長さが足りないこと。

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ベルクロのバンドを止めているリベットの位置が遠すぎるのだ。

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もっと近くに穴を開け位置をずらして

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5mmリベットとワッシャーでりべト止めして補修完了

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余裕でロックできるようになりました。

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これで、気持ち新たに明日からの工事に立ち向かうことが出来ます。


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通気ダクトスペーサーの組み立て [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

通気ダクトスペーサーは、私が勝手に名づけた仮設治具で、通気ダクトの土台を兼ねた仮設のスペーサーです。
手順として西側の屋根を先に完成させてしまいたいので、通気ダクトスペーサーを屋根稜線に組み立て、それに沿わせて通気垂木を取り付けて西側屋根を単独で完成させてしまいます。

後で南側の屋根を作製する時にも通気ダクトスペーサーに接するように屋根を作ると後から通気ダクトを容易に取付けできる仕組みです。(はずです。)

西側屋根のタイベック張りが終わったので、今日は既に製作済みの通気ダクトスペーサー部材を屋根上に組み立てることにします。

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まず最初に、屋根の稜線を跨ぐようにタイベックルーフライナーを縦張りに貼る。
(加工を必要とする4箇所をパーツとして先に作製しておき、重ね合わせて完成させた。)

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あらかじめ作ってあったダクトスペーサー部材ユニットを稜線上に並べて

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水平を調整しながら

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次々と部材のユニットを結合していく

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もう一息です。

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ネジ止めだけなので当初は半日仕事と踏んでいたものの
せっかく作り置きしておいた部材のねじれがひどくなっていて、すんなりとは行かず、一部解体修正したりしたので結局一日がかりの敷設工事になってしまいました。残念!

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暑かった今日一日が暮れようとしています。

明日は夏至です。
いよいよ、待望の通気垂木の取り付け作業にかかります。


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ウインチタワーのワイヤーロープを交換する [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

ウインチタワーを組み立ててみると、電動ホイストのワイヤーロープが短いことが分かった。
4mmのワイヤーロープが12m巻かれているが、少なくともあと3m長くないと地上まで荷揚げフックを降ろせません。

荷揚げを必要とするのは4’×8’溝付合板ですが、作業順からは、そろそろ対策しておく必要があります。

今日は、天候不順で風も強くて、屋根の作業は無理なので、ワイヤーロープの張替えをすることにします。

MONOTAROブランド15%OFFの日に合わせて纏め買いした資材を使って早速作業開始する。

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せっかく立てたウインチタワーを倒したくないので、このままの状態で滑車に新しいワイヤー(20m)を通すことにする。

まずはウインチに巻いている旧ワイヤーの末端を外す。
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ウインチのカバーを外すとボビン(リールっていうのかな)には、ワイヤーがこのように止められている。
400Kgの張力でも、意外と簡単に止めてあるといった印象です。

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ドライバーの先端で楔を押しだして、旧ワイヤーをリールから外す

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旧ワイヤーと新ワイヤーをビニールテープで接続して

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旧ワイヤーを引いて、新ワイヤーを滑車に通して交換する。思ったよりすんなりと通りました。

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リールに新しいワイヤーロープの末端を固定する。

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既往の吊り上げフックは、アルミスリーブで圧着してあって容易に外せないので、そのまま予備の延長ロープとして使うことにして、新しいワイヤーには別途手持ちのフックを組み付けることにします。

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シャックルでフックを接続するようにしておくと、別のフックやカラビナに交換も容易です。

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ワイヤーのリールに余分のワイヤーロープを巻き取る。

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ウインチのシャフトにワイヤーのリールを挿入・・・・・あっ! リミッターのリングにワイヤーを通してなかった!
しかしこれは、頭上にウインチを置くホイストに必要なもので、タワー根元にウインチを置く場合は不要
この際、外してしまえ!

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元通りカバーを取り付け、ウインチタワーにウインチを固定する。

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昇降スイッチに自作延長コード(10m)を取り付け

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早速実践テストしてみましょう!

試しにスリングに合板を乗せて屋根まで吊り上げて見ます。

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スリングに合板をセットした後、手元の延長昇降スイッチで持ち上げる。

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タワートップ近くまで引き上げてから、スイッチを持って梯子を上る

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スリングにパイプトローリの鎖をシャックルで結んで、ウインチを緩める。

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屋根上に移動してくるので、反転させて

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仮置き場に納める。
思惑どおりに動作して、成功です。

通気垂木の敷き込み工事が終了したら早速屋根合板の敷き込み作業を開始します。
ウインチの仕様改良は、かろうじて合板の敷き込み作業に間に合いました。


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通気垂木の敷きこみ [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

西屋根のタイベックルーフを張り終えたので
天気はぱっとしませんが西屋根の通気垂木を敷き込みを開始します。

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電のこ定規を使って垂木の先端部を斜めにカットして

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屋根上に持ち上がる。

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カット部分が、棟に取り付けたダクトスペーサーに接するように釘で固定する。
固定の位置は、タイベック上に引いた根太のライン上です。

185mmの電のこで斜め切り

160mmの電にこで直角切りを担当させて、のこの歯の角度調節の時間を節約する。

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順調に作業は進み、夕方には西屋根の約8割方に垂木を取り付けることが出来て
ようやく、屋根の改修工事の雰囲気が出てきました。

もう少し先に進みたいところですが、今日は夜半から雨になるとの天気予報で、普段より早く防雨シートの敷設にかかります。

作業中、早くもポチポチ来ましたよ
西側の雨漏りの心配は無くなったのですが、南側屋根がそのままなので、結局いつもどおりの防雨作業です。

翌翌日、雨明けを待ち、残っていたトップライト周りの通気垂木を細工して取り付けます。

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トップライトの左右の水切りの下に屋根根太が通っているが、水切りで作った樋の中には釘を打ちたくない。

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迷った末、樋を跨ぐ形でブリッジを作るることにします。

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現場あわせで、現存のトップライト水きり板金の傾斜に合わせてブリッジを取りつけた。
ここをクリヤーすると後は楽勝です。

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西側屋根の通気垂木の敷きこみ終了です。

いよいよ、4’×8’×15mm屋根合板を張る準備が出来ました!


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屋根合板の敷き込み開始 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

1日目
今日はまだ曇り空でいつ雨が来てもおかしくない天気ですが
明日は、降水率0%の好天気との天気予報です。

明日を待ちきれないので、天気の合間を狙って今日の内に屋根合板を敷設位置近くまで運んでおくことにします。
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合板をウインチで屋根の仮置き場に下ろし
(これは、テストの写真で合板1枚ですが、通常は一度に3枚ずつにしました。ウインチの能力のせいでなく積み降ろし時の私の体力のせいです笑)

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ウインチのワイヤーを屋根の頂上付近にセットした滑車に通して、合板の仮置き場まで引いて戻り

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フックを合板に取り付けた止め具に架ける。

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ワイヤーを巻き上げて屋根上を引き上げ、

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ダクトスペーサーを乗り越える
(少し持ち上げてやるだけで難なくクリヤー)

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稜線の西側の保管位置までゆっくりとすべり降ろす。
これが、合板1枚の大きさです。でかいでしょう!

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明日、張り込みに使用する合板を3枚屋根上にストックできました。
実を入れてしまうと、外すのが大変なので間にスペースを確保しておきます)


2日目
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合板敷き込みには絶好の日和で朝からそわそわしています。

朝一番で、更に3枚の合板を吊り上げて敷設作業を開始します。

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1枚目敷設

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軒先の合板ストッパーまでキッチリ降ろしてやります。
これだけの重量なので、予めスットッパーを準備しなければ設置は苦労します。

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2枚目を横に並べる

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2枚目の余りを垂木の位置でカットする

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3枚目をオーバーハング状態に張り出して、下端に胴縁を沿わせてネジ止めして次の合板のストッパーにする。

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4枚目をオーバーハングの隣に降ろす
下り勾配を滑らせながら合板を設置するのはそれほど難しくない。

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接合部  実もキッチリ咬みあって上手くできました。

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今日の成果
合板のサイズが大きいので、少ない枚数で、どんどん屋根が埋まっていく感じです。


3日目

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制約が多いトップライト周りを重点的に作業する

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外してあったスクリュー釘を戻す

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鉄釘の電蝕跡は、頭の大きなステンスクリューに打ち直し

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釘の頭をコーキング

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トップライト左下合板張り

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右下

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左上

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その上にもう1段張ったところで屋根上の合板ストックが切れました。
斜めカットが必要な部分ばかりが残っていて、これらに手をつけると夕暮れにかかりそうなので、今日は早めに店仕舞


4日目
今日は日中28度くらいまで気温が上がるそうです。
未体験ゾーンなので各個撃破の方針で行きます。

まず、屋根の頂上部分の三角部分から合板で埋めていきます。

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下準備として、通気垂木の本数を増やして合板の末端のしなりを少なく抑えます。

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斜めの角度を、薄いカラー合板を使って写し取る。

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写し取った角度を平行移動して、合板をカットして慎重に張り進みます。

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考えてる時間が長くて、今日一日作業して張れたのは3枚だけ。

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まだこんなに残っているが、斜めカットのコツを掴みかけたところなので、明日一日で何とかやっつけたいです。


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屋根合板の敷き込み作業(さねを作る) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

5日目

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あと残すところは、斜めカット部分が4箇所


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今までの敷き込み作業で出た三角の切れ端を使いたいところですが、残念ながら実が雄ばかりで咬み合わない。
普通の屋根合板は実が無いのがほとんどなので、だからってどうって事が無いのだけど、ここだけ突き合せ接合なのもな~

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雄の実は巾5~8mmなので、6mmビットのルーターで溝をつけてやれば、7~8割は咬ますことができそうです。

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せっかくルーターテーブルを作ってあるんだから、余った三角合板に、メス溝を刻むことにしよう。

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6mmのストレートビットを11mm頭だしして固定します。

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アルミアングルでガイドを作り

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三角の切れ端の雄の実を電のこで切除した後、6mmルータービットで溝を刻んでみる。
(赤い円盤は,フットスイッチです)

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これならなんとか使えそうなので、残る3枚にも溝を入れる。

午後、取り付け作業にかかったところで突然の雨、今日一日曇りのはずが前倒しで降雨となってしまいました。

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ずぶぬれになりながら大慌てでカバーを架ける。

気は焦るが、一番恐怖を感じる局面です

合板を張ってしまったので、軒先にはもう垂木もストッパーもなく、真平らになった軒先カバーは雨にぬれていかにも滑りそうです。

いくら命綱をつけていてもシート設置作業は足が竦みます。

天気予報では、雨があけるのは明後日です。
疲れも溜まってきたので作業は諦めて、ゆっくり休養に当てることにします。



6日目

翌日起きると薄日が差しているじゃない!天気予報は雨マークのはず?
昨夜は夜中にだいぶ降っていたので、降りつくして早めに雨が上がったのか、それともフェイントか

どちらにしても、私としては雨が降ってなければ作業続行せざるを得ない。

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昨日の教訓があるので、作業に必要な部分の防雨シートだけ開いて作業開始

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1枚目、雌さねに上手く収まりました。

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2枚目、実ををかみ合わせて右にスライドさせます。

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左の余分をカットして完成

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3枚目、角度ピッタリ、左の余分を切断して完成。

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末端に4枚目をつけ終わると、実切りした三角合板は全て取り付け終了

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その後、残る隙間3箇所を埋めて西側屋根の合板張りは全て終了です。

結局西屋根の合板張りは6日かかったことになります。
(ただ合板はコーススレッドによる仮止めなので、釘による本格固定作業にもう一日必要です。)
体力的に最も厳しいと思われた、合板敷き詰め作業が山を越えて(半分の面積ですが)、ようやく先行きが見えてきたおもいです。


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際を収める [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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通気垂木を西屋根全面に敷設したものの、屋根の棟の稜線と軒先が交わる南屋根部分の合板の敷き込みが上手くいかず一枚おしゃかにしてしまった。

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合板が綺麗に張れると、その上に張る「タディスセルフ」やオークリッジシングルは追従性が高いので上手く仕上がるのですが・・・。

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板金下地のかしめ部分の微妙な盛り上がりや根太のゆがみもあって、採寸だけで型取りは難しかったので、ダンボールを使って正確な型紙を作り再挑戦。

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型紙から切り出しの合板が一発でうまくいきました!

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時間はかかりましたが合板の稜線をバッチリ合わせて固定することが出来て納得の結果となりました!



そして次の難物はトップライト

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カバー板金の水切りのかしめ部分の傾斜が強くて盛り上がっているので、合板が持ち上げられて塞ぐことができない!

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盛り上がっているアルミ傾斜に合わせて、合板を切り欠いて蓋として機能させたいが、一部が飛び出しても仕方ないかな~

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合板の裏側からカッターで筋を入れ

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カッターを左右に振って削いでやる

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何とか蓋が出来るようになりました。

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一旦、掃除機で綺麗にします。

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斜めの合板受けの木片を増やして接着して

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合板を塞ぐ前にその他の合板受け材を接着する

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防水用のタイベックシートを傷つけないよう41mmのコーススレッドで受け材を上から固定し、合板をCN65で塞いで完成。
これも納得の仕上がりとなりました。
時間をかけて、かなり楽しんでしまいました。

懸念箇所がいずれも完成したので、続いて、通気ダクト西側壁を取り付けします。

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既設ダクトスペーサーの末端は、エンド材で塞ぎ

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ダクトスペーサーの西屋根側にダクト壁材を取り付けて行きます。
(ダクトスペーサーは将来抜去るので、止ネジはそれに達しない小ネジを使用)

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2本目以降のダクト壁材は介木を使用して連結・結合します。

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12mm合板介木を打ち込んで壁材を結合していきます。

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もうすぐ頂上です。
ようやくここまで出来たので、いよいよ明日からタディスセルフ(防水紙)の張り込みを開始します。


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タディス・セルフを張る(炎熱地獄に粘着地獄) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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今日から、大工改め屋根職人になります(笑)

今日の札幌は、日中30度を越す猛暑日で、屋根上の金属は焼けて熱い!

屋根の反射光で、立ちくらみするような暑さの中汗だくで、改アス防水シートの張り詰めに初めて挑んだ。

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改アス防水シートは遅延粘着硬化型高性能「田島タディスセルフ」
張り直しが利くので、「一人施工が可能」というキャッチフレーズに飛びついて通常の改アスシートの倍の価格をいとわず購入したものです。
16m巻き1本の重量が17Kg  通常価格9千円

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しかし施工方法のマニュアルやウェブ情報がぜんぜん見当たらない!
ウェブ画像で見つけた剥離紙をはがす希少画像がこれだけ
(画像は一人で作業して無いし、ものはタディス・セルフでは無いようです。)

工期が相当遅れていて、ぐずぐずしていられない焦りの中、
田島ルーフィング札幌営業所の営業マンに電話で教えてもらった方法を唯一の頼りにチャレンジすることにした。

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1.まず、剥離紙を上にしてを半分に折る

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2、剥離紙を半分に切る・・・・・・・・ここまでは順調だったが

3.ロールした一端を、位置決めして押さえ他方の角も位置決めする。

うん?ロールしたら粘着しないのか、
遅延粘着だから素早くやればOKか

勝手な思い込みが、粘着地獄の始まりだった!

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定位置に位置づけして、シートを展開しようとしたら動かない。

合板の接着部分を全力で引き剥がしたら接着層がはがれて合板に残って固着している。

それを横目で見ながら

外したロールが固まらないうちに元に戻そうと、必死で手足総動員してロールを解きにかかる

RIMG1495.JPG
外そうとしたら、蝿取りリボンに絡め取られるように手足が粘着して自由が利かず、
何十分も悪戦苦闘、あがき続けた挙句の果てにとうとうシートも破れてしまった。

呆然としてなすすべも無い。

惨敗です。

身も心もヘタヘタ

手も足も、ニチャ二チャ真っ黒ヶ

その間、必死だったので、奮戦中の写真はまったく無し、、ドライブレコーダーで記録してたらさぞ傑作が出来たであろうと自虐的になってしまう(笑)

後で良く聞き直したら、剥離紙には切れ目を入れるだけで剥がしてはいけない!
ですと・・・・・・・・・・・・・・むむっ、確かにそうも解釈できるが、肝心のところをちゃんと教えて欲しかったな~。

よく考えると俺も常識無いな~ そんなこと子供でも分かりそうなものなのに~
心の傷と体力のダメージは深い、今日の仕事はこれで終わにして、今晩は焼けビールを飲もう!

タディス張初日はこうして幕開けしました。
それにしても暑い1日でした。


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タディス・セルフを張る(一人施工マニュアル) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

先日は散々な結果に終わったタディス・セルフ張り

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その後、田島ルーフィングの営業さんにしつこく質問して、自分なりにゆっくり作業手順を考え抜いた。
また、近所の住宅関連の若旦那にも相談してUチューブの関連画像を見せてもらって、心機一転、再チャレンジした結果、僅かな面積ではあったが、苦労しながらも何とか自分ひとりで貼ることができるようになった。
しかし、炎天下、丸一日頑張ってもたった6m!

このペースでは、台風シーズンに間に合いません。


そもそも、田島のルーフィング商品はプロ向けなので、一人施工可能と言うフレーズは素人が一人でDIY可能と言うことではないのだ!

従来職人が複数で連携して施工するルーフィング作業をタディス・セルフを使うと職人一人でも技を駆使して何とか施工可能ですよ
程度に理解すべきでした。

マニュアルが見当たらないのも、その職人技の常識にマニュアルなんか必要ないということのようです。

しかし、ここ数日の試行錯誤を経て素人の私も淀み無く作業できるようになって来ましたので、
今日の、タディス・セルフ張の様子を、「私の一人施工マニュアル」 として詳述することにします。


作業環境
我が家の西側屋根の勾配は24°(4寸4分屋根)なので、ストッパーが無いと屋根上のものは滑り落ちる急角度です。
その状況下で、安全で失敗の少ない作業方法を志向しました。

作業台

タディス・セルフを、正確・安全に加工するために屋根合板の水平方向の継ぎ手に沿わせて胴縁をネジ止めして作業台とする。

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その上にタディス・セルフの裏面を展開して剥離紙に線を引いて、剥離紙に切れ目をいれる準備をします。

上部から30cmに切断線
上部から60cmに折れ線

(巾を変えて試してみた結果、この割合が、一人で上部から剥離紙を抜き易く、一旦上部を固定できたら、下部を大きくめくり上げて容易に広い面積の剥離紙を剥がすことができる。)


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上部の剥離紙を剥がし折れ線まで引いて折れ目をつける。(慣れてきたら折れ線だけでよい)

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折れ目に沿ってカッターで剥離紙を切り離す。

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切り取った剥離紙を元に戻して貼り付けたら、剥離紙の加工は終了です。

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貼り付け位置の上端部の基準線を引く

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剥離紙に切り込みをいれたシートの上端部を基準線の所定の位置に合わせて仮止めする。(硬い台紙をステープル止めすると剥離紙を引き抜く際に外しやすい)
註)説明の都合上、異なる工事の写真を組み合わせて説明しております。


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30cm巾の剥離紙の端部を上方に引き出し、元の位置を抑えて接着・固定する。

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引いた後を手の平で圧着する。

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シートの位置が動かないように接着面を押さえながら剥離紙を上方に引き抜いていく

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抜き終わった部分を充分圧着して、固定させる。

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上部が固定されたら、剥離紙が付いたままになっている下部シートを裏返しにしてまくり上げて

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その剥離紙を一気に剥がし取る。
(特に炎天下で動きを止めると剥離紙であっても溶着が始まる)

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剥離紙を剥がしたシートのしわをケアしながら元に戻していく

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綺麗に貼り付けできました。

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ケラバを巻き込み接着して、この段は張り込み終了


<自分なりに把握した事>

屋根面が焼けていると粘着シートが屋根面に溶着するので事実上、張り直しは難しくなる。
事前に(剥離紙をつけたままでの状態で)位置決めのステープルの間隔を狭くするなどでシートの蛇行を防ぐ方向で対応したほうが良い。
微調整は皺の元、位置決めして仮止めしてしまったら概ね合っているとよいくらいの踏ん切り感覚が必要。
そのためには、下段のシートのラインは参考程度にとどめ、予めシートの上部基準線を合板上に割付してスミ引きしてそれを基準にするほうが良い。
要領を掴めるまで、長い距離を一回で張ろうと欲張らないこと。

剥離紙のはがれ具合は気温(直射日光?)の影響を受ける
直射日光で高温にさらされていると剥離紙を剥がしている手を一瞬止めるだけで、その状態のまま溶着が始まる。
そのため炎天下で剥離紙の引き抜き巾を広げると引抜が難しくなる。
剥がし始めたら、動きを途中で止めないこと

夕刻気温が落ちてくると嘘のように快適に剥離作業が進むから、日射・温度の影響を強く受けているようです。
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気休めですが、屋根に上げたロールは使うまでレジャーシートで防熱対策してみた。
効果の程度は? 屋根面が焼けているから分からなかった(噴霧器を用意したが未使用)

もっとも、普通の新築の場合は、秋口の安定した気候に屋根葺きが行われる段取りになるので、タディス・セルフに施工温度の注意書きが無いのは、炎天下の夏季の敷設作業は当初から考慮されていないのかもしれません。


工事の進捗状況

1日目

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2日目

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3日目

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4日目

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5日目

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ようやくコツらしきものを掴み、作業は順調です。
午後からの雨で作業は中断しましたが、タディス・セルフ張は後1~2日で終了できそうです。


6日目(タディス張詰め完成)

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(次はオークリッジ・シングル張りに取り掛かります。)


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セルフビルト支援ツール(5)簡易足場を作る [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

西屋根の改アス防水紙(タディス・セルフ)張がようやく終わったので、次はシングル屋根材の敷き込みになります。

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事前作業として、水きり金具を屋根の周辺に回す作業を行う前に、軒先に足場を架けます。
(屋根の上からの作業では、細かな板金が難しく、何より危険の頻度が一挙に高まるからです)
安価に足場を架ける良い方法が無いか探していたのですが
実は良いものを入手しました。

interiortool_123-la10.jpeg
   新型はしごアーム 〔LA-20〕

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簡単なツールですがこれとはしごがあれば、2階の軒天の通気口取り付け工事や外壁塗装がマイペースで自分で出来ます。

道具道楽オープン8,210円 http://www.dogudoraku.com/catalog/product_info.php/products_id/78302    新型はしごアーム 〔LA-20〕 許容荷重100Kg・質量1.7Kg〔入数2〕 3,000円以上で送料無料 代引き無料

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アルミ梯子は、屋根のアンカーからのロープで固定して、万一に備えて身体のハーネスにもアンカーからのザイルを繋ぐことにします。

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あゆみ板は2”×10”材4.5m
体重でしなるので最初は怖いが、強さは実証済みです。

さあ、次は水切り金具の取り付けにかかりましょう!


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軒先板金(コーナー部) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

軒先コーナー部は、南軒先屋根を長く張り出した関係でちょっと複雑な形状で、

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軒先の通気垂木を設置する際も苦労した箇所です。

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ここまでは屋根上からの加工・取付けで、かゆいところに手が届かなかったが。

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ここからは、軒先足場を使っての工作なので、じっくり攻めます。

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ビバから買って来た既製品の水切り金具を加工します。

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ダンボールの型紙を使って板金加工する。

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タディス・セルフの軒先をめくって、コーナー水切りを挿入して固定する。

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最終角度にあわせてポップリベットで固定して、水きり金具の縁を重ねて受け溝を潰す。

次は、コーナー金具を起点にして既製品の水切り金具を並べて接続していくことにします。


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軒先に水切り金具を取り付ける。 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

引き続き、軒先に、水切り金具を取り付けていきます。

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かなり汚れが目立つので、足場があるうちに清掃しておくことにします」。

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スッキリしたところで作業再開

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軒先のタディス・セルフをめくって、軒先の垂木を帯状のタディス・セルフでラップする

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ラップ完了


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昨日取り付けたコーナー金具に続けて、軒先に水切り金具を取り付けていきます。

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ガルバは鋼板にアルミメッキしたものらしいのでアルミ屋根との相性は悪くないかもしれないが、一応、電蝕を避けるため、水きりのスカート部分に発泡ブチルテープを貼っておくことにします。

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屋根のタディス・セルフ(まだ剥離紙が付いている)の裾をまくり水切りを取り付けます。
隣の水切りと5cm程度重ねて連結する。
後からつなぐ水切りの下端の溝を切り取って平らにして、設置済みの水切りの下端の受け溝に載せてペンチで潰すと上手く繋ぐ事が出来ます。

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壁を蹴りながら梯子の下に水切り金具を通す。

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梯子がゆれて怖い!

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従来のアルミ屋根との違和感が無くなかなか良い仕上がりです。
(自画自賛)

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今日は、下の段のコーナーに達しました。

明日はコーナー金具の取り付けから作業再開します。



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ケラバ板金 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

今日は朝からの雨なので、ケラバ水切りのエンド部分を作ることにした。

今回の我が家の無落雪屋根工事歯、通気屋根にしたので既存の屋根面から5cmばかり持ち上がっています。
その断面を隠すため、通常のケラバ板金金物より巾の広い受注生産品を使用します。

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ケラバ金物   ¥1,512 銀黒色 ガルバ製

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ケラバ板金は足場なしでやることになるので、事前の加工が必要です。
しかしこの複雑な切り口をどのようにしたら、重ねて差し込み結合できるのだろう

5mmでよいから挿入できると、左右、上下のずれを防ぐことが出来るのだが・・・・
今日は久しぶりの雨降りなので、アイディアを練る。

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構造が分かったところで、軒先水切りとケラバ金具が結合するケラバ金具のエンド部分を作製して準備する。

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屋根の形状から、ケラバエンド金具を2個作って見たものの、よく考えたら下の2段目に使用するとオークリッジ・シングルの上に金具が飛び出してしまい収まりが付きません。

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急遽、代替エンドを作製します。(水切りコーナー部分とほぼ同じ作りです)
これなら、シングル屋根材の下に敷くことが出来るはずです。

今日は、複雑な加工を必要とする水きりの板金を工作する上で最高の雨降り日となりました。

翌朝、雨が上がったので再び水きり金具の取り付け作業にかかります。

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昨日作ったコーナー水切りを取り付け

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ポップリベットで接続する。

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はしごの位置を変えて(ロープを使って、歩み板を取り付け中)、

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内側コーナー部の水きり金具を取り付ける。

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ケラバの水きり金具を接続延長して内側コーナーまで取り付ける

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この後は水平の軒先水切りの接続なので接続は簡単です。

問題は、軒先水切りとケラバ金具が交差するケラバエンドです。

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足場上で細かな加工は難しいので、あらかじめ軒先水切りと結合したケラバエンドパーツを作って準備します。

次回は、ケラバ金物の取付作業です。



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タグ:ケラバ板金
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ケラバ金物取り付け作業 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

ケラバ金物取り付けの前に少々作業があります。


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西側屋根面から不要になった防雨シーを撤去して、南側の屋根に移し替え、オークリッジ屋根材を張る準備をします。

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ケラバ金物の芯材となる胴縁(のぼり木)を屋根の端に取り付けて

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その胴縁をタディス・セルフで包んでいく

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外側はアルミ屋根のカシメ部分まで包み込み握って圧着する。
これで、横殴りの雨にも耐えれます。

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トップ近くまで張り終えたのでこれからケラバ金具を取り付けます。

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昨日作ったケラバエンド以降に接続するケラバ金具の接続仕口をスケッチのように加工します。

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受け口を拡げ、挿入先端を平らに潰して尖らせてカットする。

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結合テストするが、スケッチのままでは接続困難なので手を加えます。

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さらにT字の脚部の先端

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T字の脚部の末端を加工して挿入・接続成功!

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一本目取り付け
押し込まないと入らなくらいキチキチです。

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仮止め

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2本目が

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上手く接続出来ない
のぼり木の胴縁が入って、接続仕口の形状が厳しくなったせいのようです。

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接続仕口を更に調整・加工して挿入成功
上端の木端にあて木して軽くたたいてやると今度はキッチリ15mm程度は入りました。
コツをつかんだら、後は順調!
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それを繰り返し頂上に達しました。(トップは後回し)

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登り木の側面を小さなステンレススクリュー釘で止めて、取り付け終了!
これでいよいよ最終工程オークリッジ屋根材の敷き込み作業に入ることが出来ます。

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外観
苦労の作も逆光で余りよく分からんね~(笑)


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オークリッジ・シングル張り開始 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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好天に恵まれ、早朝から待望のシングル張り作業の開始です。

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即製作業台で、シングル材を縦半分に切って、スターターを作る。

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軒先から5mmセットバックしてスターターを取り付け

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その上からオークリッジシングルをシングルセメントとシングル釘で止めていく

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マニュアルの見落としが無いように慎重に作業して一段目終了

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2段目からはシングル釘の少し上にシングルセメントを塗りつけてその上を覆うようにオークリッジ・シングルを重ね張りしていきます。
気温が上がってきて、体重を乗せた部分のタディス・セルフの表面に下地のアスファルトが滲み出てきてベタベタになってきた。

初日は、初歩的な失敗を一通り経験した。
シングルの表を上にして置くとどこでも溶着してしまう。
床でも、屋根でも、スケールでも、シングル同士でも所かまわずなので、炎天下では特に注意しなければ、作業どころでなくなる。

そんなわけで、初日は一日中へとへとになるまで働いて、たった2段。
1枚の働き幅が15cmなので30cmしか張れなかった。
9mの屋根長だから、こんなペースでは15日もかかってしまう。

そんな訳にはいかないので、夜、寝ながら作業をスピードアップするための方策を練る。

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屋根勾配が急角度で、工具類は斜面に置くと滑り落ちてしまうため、全て身につけていた。、
出来るだけ素早く動けるようにするには、張り場所のすぐ近くに物置の箱を吊るして、身につけた道具類はそれに移して使用する。
身につけるのは最小必要限度のものだけ(スケール、チャコ、釘、ハンマー程度)

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コーキングガンは常時使うので、ガンの頭に小さなネジで突起をつけてどこにでもおけるようにする。

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釘、ネジ、シングルセメントコーキングなど重量のある補給品は作業台の近くの雪止めの位置のボックスに出しておいて、天窓からの出入り回数を減らす。

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癒しの空間給水所は屋根裏
所定の段数を張り終えたときに飲水を許可する   などなど


ということで気合を入れ直して2日目の作業開始

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まず雪止め金具の取り付け
合板を購入したドーム住宅の社長の話で、「砂付きシングルも古くなると砂が落ちて、突然ドカンと落雪する」
と聞いたので、用心のためっステンレスの雪止めを併設することにした。

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2日目の成果。
1日目2段に対して、2日目4段と改善されたものの、こんな程度のスピードアップでは、今月中の敷き込み完了には間に合わない。
そこで、ふと気がついて、今まで右から左に張っていた張り順を左から右に変えてみただけで劇的効果が!

どうぞ次回レポートをご期待下さい!


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オークリッジ・シングル張り(佳境) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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今日も現場に出勤です(冗談)

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オークリッジを右から左に張ると最後に棟の稜線の三角部分が残ります。
ここを張るのに多くの時間を割いてしまっていました。
困った性分で、ちょっとの狂いが気になって、いい加減に済ますことが出来ないのです。
いまさら性分を変えることができないので
真っ先にテンプレートを使ってオークリッジ・シングルの三角部分を作って止めてしまう。
位置決めだけなので、一発OK!
そこから右へ張り進むと最後はケラバ金具の中で、2cmの余裕があるので文句なくOK!
左から右に張るように変えただけで、作業スピードは2倍にスピードアップしました。

なんと、作業のガンは私自身だったのだ。

暫くは、同じ作業の繰り返しになるので、更に細かな点にも改善を加えます。
シングル釘は、釘袋の左ポケットに入れて(左手で出す)、ハンマーは釘袋の右のホルスターに戻して
(すぐに打てるようにする)

それではその後の作業をご覧下さい!
3日目

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自作ケラバに、カバーを架ける

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ちょっとリッチに見えるでしょう

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2段目の雪止め設置

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もう夏の空

4日目

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雪止め3段目設置

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雪止め4段目設置

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トップライト周り

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もう一日かな

5日目

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ケラバトップまで達しました。

工事は予定より大幅におくれてしまいましたが、なんとか7月中に片屋根が完成しました。
残る半分を出来るだけスピードアップして完成にこぎつける必要があります。

台風の直撃が心配になってきました。



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べルックス天窓を取り外す [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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トップライトは立ち上げ部分に充分な高さがあったので、嵩上げしないで済んだのですが、
天窓のベッルックスウインドはもともと高さがあまり無いので、通気屋根に嵩上げすると埋まってしまいます。
難工事になると思いますが、嵩上げ工事にチャレンジします。


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上面カバーはネジ止めなので難なく外せたのですが、ここからが問題です。
心置きなく集中したいので、天窓周辺の屋根材だけを残して、周りの屋根材を始末します。

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アルミ屋根と窓枠は、プロ仕様の強固なコーキング剤で取り付けられていて、カッターナイフでも容易には切れず、一枚外すのも大変!

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長時間かけて、回りのアルミ屋根材を取って見ると、排水溝の中は憎きプロ仕様のコーキング剤がてんこ盛りで目の前が真っ暗になった!
別売りの部材があれば、それを探したほうが早いかもしれません。

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でもやってみるものです。接着力か強固でと言うことは、引っ張ってもコーキング剤同士が千切れない。
ペンチでようやく引き剥がしたのがこの大物です。
時間と、体力は消耗したが先が見えてきました。

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側面水切り

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下枠水切り

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上枠水切り
いずれも難敵で、部材も多少変形しましたがなんとか外すことができた。

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L字金具の取り付けネジを緩めると窓枠を外せる状態まで来ました。

ここまで分解するのに、丸一日かかってしまいました。
外せたのは幸運に近く、冷や汗の連続で心身ともに疲れ果てました。

今夜のビールは旨いだろうな~(笑)


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べルックス天窓を嵩上げする。 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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防水下地のタイベック・ルーフを上から張ってきて、天窓に達しましたので
いよいよ天窓の嵩上げ作業に入ります。

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天窓を最大限に開けて,上方に持ち上げると取り外すことが出来ます。

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重い複層ガラス窓を室内に一旦収納。

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外枠のブチルテープの残滓をヒートガンであぶり、スクレーパーでシゴキ取ってから

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外枠を外す。

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L字止め金具があった窪み部分に、30mm厚の小垂木を埋め込み

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天窓の開口部にタイベック・ルーフを張り、15mm合板の帯を取り付けます。
これにより天窓の足元は合計45mm嵩上げされます。

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元あった位置に窓枠を取り付け

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外してあったガラス窓を取り付け、戸当たりや開閉具合を微調整してシリコンスプレーを吹いたら、天窓の嵩上げ作業は終了です。
分解に手こずっただけに、あっさり取り付けできた感じです。

(問題の水切り金具は、通気屋根合板を敷き込みした後に取り付けます)


次は、通気垂木の敷き込み作業に入ります。

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通気垂木の敷き込み作業(天窓) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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ダクトスペーサーに沿わせて、通気ダクトの東壁をコーススレッドで止めて、通気垂木(30×45)の取り付けを開始します。

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天窓下部の屋根合板が劣化していたので、その部分だけ上から9mm合板を張って補強しました。

そのため、その部分に張る通気垂木は21mm厚に加工する必要があります。

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自作のテーブルソーで、垂木を引き割して、21mm厚の垂木を作る。

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日が傾きかけるころ天窓周りの垂木張が完了です。

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残るは、軒先から3.6mのアルミ屋根を帯状に残すだけになりました。


次は、煙突周りの水切り板金作業に取り掛かりたいと思います。

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チムニー周りの板金作業 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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夏休みで孫たちがお泊りにきたので、工事現場に招待
観覧車みたい!と喜んでくれた。

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今日は、最後の難関、チムニー周りの板金作業に取り掛かります。


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解体や作り直しは手間がかかり過ぎるので
なだらかなカーブの雪割り小屋掛けとその下のアルミ屋根をそのまま防水層として残して、その上から通気屋根を掛けることにします。
(なーんだ、そう割り切るのに時間が掛かっただけじゃないなんて言わないで)

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侵入した雨水を横に逃がさないように小屋がけのアルミの裾を折り立てて堰を作る。

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その下のアルミ屋根の両側には屋根廃材で作ったアルミアングルの樋を取り付け

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チムニー周囲から侵入した雨水は軒先垂木の排水口から排出する。
チムニー周りは通気屋根〈シングル)の完全防水に自信が持てないので、雨の侵入前提の対策をしておくことにします。

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スカートの水平部分に垂木をコーキング材で接着して屋根合板の土台とする予定。
その上に15mmの合板を乗せて、アルミ小屋掛接合部分に基準線を引く。

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通気屋根合板とスカートの接合面の下に三角形の空間ができてしまうので、合板の固定と防水を兼ねて、後で発砲ウレタンを充填しようと思う。
発泡圧力で合板が持ち上げられないように、逃がし穴(点検穴)も忘れないで設けておきたい。(備忘)

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土台垂木の接着位置、合板の切断位置のラインが引けたので、チムニー周りの通気屋根の全体構造がようやくイメージできてきました。

翌日

天気予報では4連続晴れ日となりそうなので、残っていたアルミ屋根を一気に剥がし

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アルミ屋根をすべて撤去して、チムニーの反対側も仕上げます。

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これで、チムニー周りの板金作業は終了です。

天気が続くうちに、次は残った部分のタイベック・ルーフ貼りに掛かります。


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通気層を作る(通気垂木を配置する) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

最後まで残っていたアルミ屋根を撤去したので、その跡にタイベック・ルーフを貼り通気層を作ります。
タイベックを張ってしまうと、多少の風雨は防雨シートを張らなくとも凌げるので心理的にも一安心です。
天気が続くうちに一気に仕上げたい。

天気2日目

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まず、軒先のアルミ屋根に切込みを入れて、通気口を開ける。

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周囲に両面テープを張り

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防虫ネットを布テープとガンタッカーで固定して通気取入れ口を完成させろ。

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チムニーのスカートの堰に両面テープを張ってタイベック・ルーフの裾を接着する。

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西側部分の張り込み終了

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当日中に東側もと、作業に拍車をかけるが、用紙切れ、タイベック・ルーフが3m不足です!

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タイベック・ルーフは1本50m巻きで約2万円もする。
追加購入すると、大量に余ってしまうのでこの部分だけタディス・セルフを張ることにして本日は終了。


天気3日目

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気温が下がってきたせいで、タディス・セルフは難なく張り込み出来ました。
あの夏日の悪夢のような悪戦苦闘がうそのようです。
南屋根のタディス貼りは以前よりかなりスピードアップできそうです。

通気層の下地(タイベック、タディス)が張り込み完了したので、引き続き通気垂木を取り付けていきます。

既に通気垂木を取り付けた天窓周辺に通気が行き止まりになる箇所があるので手直しします。

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スリットを設けて、下から上に通気が抜けるように配置し直す。

涼しくなって、体が動いて快調に作業は進み

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夕方には、垂木の取り付け終了。

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チムニー西側

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チムニー東側

ここまで来たら一安心

このままでも、多少の風雨は防ぐことが出来るようになりました。
無謀に始めた、屋根改修工事も、安全圏にたどり着き、完成も視野に入り始めました。
暑さも和らぎ、最後の追い込みです。

明日は、チムニー周りの通気層を完成させて、あわよくば実付き合板の張り込みも開始したいところです。


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実付き合板敷き込み準備(通気層確保) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

通気層作りの仕上げ、チムニー周りの通気層確保の工作にかかります。

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チムニーに張ったレンガタイルの下端が、通気屋根を造作するのに邪魔になるのでタイルカッターで切り欠きます。
3M 取替え式防じんマスク 3753-RS2 は汗だくになってもメガネの曇らない優れものです。

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立ち上がり部分は、深く丁寧に施工されていて下手にコーキングすると後の作業が厄介なので

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ブチルテープを回して防水処理します。

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胴縁と小割板でスノコ状の通気層を作る
最低12mmの隙間を確保
高さは周りの通気小垂木と同じ30mmです。

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軒先垂木に防虫通気部材で、通気取入れ口兼雨の排出口を追加する。

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チムニー周囲に通気層のスノコを回し

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雪割のスカート部にブチル両面テープでプラスチックの通気部材を取り付け、こーキング剤で補強して
実付き合板の土台にします。

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ダクトスペースに中間受け材を接着して、明日から開始する合板張りに備えます。
作業に不要な廃材等を撤去、清掃して準備終了

一枚28Kgの4×8合板は、私が扱うことが出来るリミットに近い重量です。
さあ、明日から気合入れて頑張るぞ~!


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実付き合板を張る(煙突周り) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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屋根合板の搬入開始!
実付き合板は、合板受け材が不要なので、通気層を確保するためには必需品です。
流通は限られていて、ようやく入手できたのが15mm厚さの4’×8’サイズで一枚28Kgの重量があり、搬入はウインチが頼りです。

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工事が進んで、屋根上の作業スペースが限られてきたので、ウインチで搬入する量は2枚ずつにして

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1枚をウインチで屋根の上に引き上げて、設置場所にあわせてカットします。

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チムニーの西側に合板を取り付けしたので、カットした合板をウインチのアシストで屋根の稜線上に引き上げて、雪割り小屋を避けてチムニー西側に滑らせて下ろす。

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日没直前、軒先1列の仮付け(ねじ止め)を終えました。

翌日、難問の雪割り小屋のスカート部分の合板取り付けに挑戦することにします。

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慎重に採寸とカットを繰り返し

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納得の収まりを得ました!

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こんなに晴れているのに明日から天気が崩れるみたいです。


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発砲ウレタン充填(雪割り小屋) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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久々の、雨模様で終日屋根には上れなかったが、疲れ切った体をゆっくり休めることが出来ました。
今日は傘マークが消えたので、煙突雪割周辺の合板取り付けを完成させたいと思います。

煙突に付属の雪割の裾部分は、緩やかにカーブしているので、通気合板との接合が難しい。
防水を重視すると接合部には釘やネジは使えないし、そのままではぶかぶかして、コーキングが切れてしまうので、三角形の隙間部分に発砲ウレタンを充填して対応することにします。

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西側スカート部分の合板切り出し、接合成功!

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東側スカート部にも合板を上手く接合できたので、合板をステンレスのコーススレッドでプラスチック土台に固定して発泡ウレタンを充填するための下準備をします。

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プラスチック土台にスポンジの隙間テープを貼り付け、コーススレッドを打つ位置に墨を含ませる。
また、充填した発泡ウレタンが流れて通気層を塞がないように、隙間テープでダムを作る。

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上から合板を載せて圧力をかけて、プラスチック土台の位置を写し取り、ドリルでパイロットホールを空ける。

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パイロットホールを使って、ステンレス・コーススレッドで合板をプラスチック土台に固定する。

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接合部周辺にギムネで穴を沢山開けて

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穴から空洞部にウレタン発泡剤を注入していく

発砲ウレタンは適量を充填するのが難しい
少ないと隙間が埋まらないし、多すぎると発泡圧力で外皮が膨らんで変形してしまう。

結局ちびちびと様子を見ながら注入していくことになる。

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接合部からの泡の噴出がほとんどなく余計な隙間はなさそうです。
泡が収まって固まったら

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スクレーパーでかき取って、ウレタンの充填作業は終了です。

踏んでみると、接合部はしっかり固定されていてたわむことがまったくなくなっています。

期待以上の成果です。
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合板敷き込み(ラス前) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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煙突周りの造作に手間取りましたが、それをクリヤーした後は順調に作業は進み、今日の午前中には天窓の脇まで合板の張り込みが出来ました。
15mmの合板を張ると、窓枠の両側に20mmの深さの水きり金具の樋を収めるスペースが確保されます。
いい感じです。

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計算では、後2枚の合板を上げるとウインチはお役目御免となる予定です。

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合板の残量はこれだけ。
結構歩留まりよく作業して、5枚も余ってしまった。何か作れそうですね。

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午後からは、ウインチを使って合板を天窓の上に移動し

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慎重に,すべりおろして位置決めする。

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これで天窓の周囲の造作は終了です。

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本日中の合板張り完成を目指しましたが
残念ながら最近は日暮れが早くなり、もう少しというところで、日没です。(PM6:30)

心残りですが、続けると撤収、防雨シート架け作業が危険になるので今日はこれにて一旦終了にします。


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煙突周辺にタディス・ルーフを貼る [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]

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ついにラストの合板を取り付けました。
私にとっては、体力的に一番きつかった合板張が終わり、あとはルーフィングとシングル張りになりました。

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通気ダクトダクトの東壁材を固定した後は、問題の煙突周りの防水シート張りに取り掛かります。

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正面の立ち上がり分が十分でないので、タイルを一段取り除き

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煙突周囲の立ち上がり部分まで、タディス・ルーフを敷き込む

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両脇の立ち上がり部分もタディス・ルーフを奥まで挿入して立ち上がりを作る。
夕方になると気温が急に低くなってきて、タディスの接着力が落ちてきました。

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雪割の裾部分も立ち上げて張る。

台風接近の余波で次第に風が強くなり、ここでタディス張りを断念せざるを得なくなりました。
北から冷気が引き込まれる関係で、震える寒さです。

翌日

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気温は依然低いですが風が収まってきたので雪割り小屋裾の作業続行です。

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要所をヒートガンで炙って密着させます。

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これでようやく煙突周りのタディス張りをクリヤーしました。

残る課題は、天窓周辺になりました。


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