シングル屋根材の強風対策 [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]
オークリッジ屋根材の施工方法を確かめていたら、恐ろしい記事に出くわした。
記事の主旨は、シングル屋根材の問題ではなく施工法に問題ありというものです。
国内産のアスファルトシングル材の施工方法では、たっぷりとシングルセメントを塗りつけて施工するように指導されているのに、輸入シングル屋根材の施工マニュアルではそこまでのべた塗りは指示していない。
転ばぬ先の知恵?、もう一度オークリッジ屋根材の施工マニュアルを確認してみます。
確かに、施工能率を上げるためか裏面の養生テープは外さなくて良いとあるが、これは外して屋根下地(改質ルーフィんグ)に密着させるほうが良いだろうと思う。
オークリッジシングル材の裏下端には、自己接着シールが取り付けられているので、施工後下端は自己接着するはずです。(施工後接着が進まなければバーナーであぶるのも良いかも)
オークリッジ施工マニュアルによれば、専用シングルセメントは、シングル釘の頭の近くに点付けすることになっている。
(これはシングル材同士を接合して表面シングル材を屋根下地材の15mm合板に連結する役目を果たす)
専用シングルセメントの内容物は黒色であり、事故写真に使用のものは白色でオークリッジの専用接着剤とは明らかに別物のようです。
それに、はがれたシングル材には、シングル釘が見当たらず、辛うじて見えるのは、タッカーで打ったステープルのように見えます。
特に大きくはがれているのは柔軟性からみて、アスファルトシングルのように見えます。
オークリッジシングルを屋根下地に接合するのは接着剤ではなく、専用シングル釘が指示されている。
標準地域では、1パネルに4本、強風地域では6本使用することになっている。
同様に、専用シングルセメントの点付けは、4~6箇所必要になる。
標準のシングル釘は25mm
シングル材の厚みが最大6mmとすると残る有効長は19mmあるので15mm合板に止めるのには充分!
それに、オークリッジシングル材は、アスファルトシングルではなく、FRP補強シングル材なので、大きな頭のシングル釘で下地に固定されておれば、風にあおられたぐらいで釘の頭が抜けてしまう事態は考えずらい。
以上施工方法を見直してみましたが、、養生シールをはずして施工することと、施工して、浮きが収まらないところには、シングルセメントを補充強化してやると良さそうです。
用心に越したことは無いので、シングル釘は強風地域並みに1パネルに6本使用することにします。
北米の住宅の80%がコーニング・オーウェン社のシングル材を使用しているとのことなので、同社の標準施工マニュアルに基づいて真面目に施工する限り、大丈夫だろうと楽観視することにします。
今日の記事は如何でしたか?
ブログランキングに参加しております
ブログランキングがブログ更新の励みです。 よろしければ下のボタンから応援してやってください。
セルフビルド ブログランキングへ
にほんブログ村
飛行機 ブログランキングへ
にほんブログ村
記事の主旨は、シングル屋根材の問題ではなく施工法に問題ありというものです。
国内産のアスファルトシングル材の施工方法では、たっぷりとシングルセメントを塗りつけて施工するように指導されているのに、輸入シングル屋根材の施工マニュアルではそこまでのべた塗りは指示していない。
転ばぬ先の知恵?、もう一度オークリッジ屋根材の施工マニュアルを確認してみます。
確かに、施工能率を上げるためか裏面の養生テープは外さなくて良いとあるが、これは外して屋根下地(改質ルーフィんグ)に密着させるほうが良いだろうと思う。
オークリッジシングル材の裏下端には、自己接着シールが取り付けられているので、施工後下端は自己接着するはずです。(施工後接着が進まなければバーナーであぶるのも良いかも)
オークリッジ施工マニュアルによれば、専用シングルセメントは、シングル釘の頭の近くに点付けすることになっている。
(これはシングル材同士を接合して表面シングル材を屋根下地材の15mm合板に連結する役目を果たす)
専用シングルセメントの内容物は黒色であり、事故写真に使用のものは白色でオークリッジの専用接着剤とは明らかに別物のようです。
それに、はがれたシングル材には、シングル釘が見当たらず、辛うじて見えるのは、タッカーで打ったステープルのように見えます。
特に大きくはがれているのは柔軟性からみて、アスファルトシングルのように見えます。
オークリッジシングルを屋根下地に接合するのは接着剤ではなく、専用シングル釘が指示されている。
標準地域では、1パネルに4本、強風地域では6本使用することになっている。
同様に、専用シングルセメントの点付けは、4~6箇所必要になる。
標準のシングル釘は25mm
シングル材の厚みが最大6mmとすると残る有効長は19mmあるので15mm合板に止めるのには充分!
それに、オークリッジシングル材は、アスファルトシングルではなく、FRP補強シングル材なので、大きな頭のシングル釘で下地に固定されておれば、風にあおられたぐらいで釘の頭が抜けてしまう事態は考えずらい。
以上施工方法を見直してみましたが、、養生シールをはずして施工することと、施工して、浮きが収まらないところには、シングルセメントを補充強化してやると良さそうです。
用心に越したことは無いので、シングル釘は強風地域並みに1パネルに6本使用することにします。
北米の住宅の80%がコーニング・オーウェン社のシングル材を使用しているとのことなので、同社の標準施工マニュアルに基づいて真面目に施工する限り、大丈夫だろうと楽観視することにします。
今日の記事は如何でしたか?
ブログランキングに参加しております
ブログランキングがブログ更新の励みです。 よろしければ下のボタンから応援してやってください。
セルフビルド ブログランキングへ
にほんブログ村
飛行機 ブログランキングへ
にほんブログ村
2017-01-20 07:06
nice!(14)
コメント(6)
施行前に判って良かったですね!
これで強風対策も完ぺきに出来そうですね(^^)
by ma2ma2 (2017-01-20 10:47)
ma2ma2さん
ショックな画像を見たときは、マズイ!と冷水を浴びせられた思いでしたが、
よく観察してみると、それなりの理由のある手抜き工事のようです。
警告と受け止めてがっちり補強することにしました。(^^)
by ロートレー (2017-01-20 20:59)
シッカリとコツコツと施工することが大事ですよね、努力は裏切り
ませんよ。
商売となると、手を抜く業者もいることは否めませんよね。
良い教訓と言うかリサーチになりましたね。
by kinkin (2017-01-20 21:23)
用心に越したことは無いですね(^^)
by ワンモア (2017-01-20 21:38)
kinkinさん
図らずも、良い勉強をさせてもらいました。
シングル釘は国産のものを使えそうなので5割り増しにして対応することにします。
一歩前進した感じです。^^
by ロートレー (2017-01-20 22:50)
ワンモアさん
無残な手抜き工事を見ると緊張してしまいます。
無知で突き進むとこういう結果も待っている警告と受け止め、しっかり施工マニュアルを勉強する必要がありますね(^^)
by ロートレー (2017-01-20 22:57)