防雨シートを取り付ける(2) [有勾配無落雪屋根を独力で施工する]
今回は居住しながらの屋根工事
屋根をめくって風雨に晒されたら悲惨な結果になるので、防雨シートを事前に使えるようにしておかなくては旧屋根材を撤去できません。
ここ一週間ばかりは強風で、防雨シートの取り付けするのは難しかった。
ところが、今日は打って変わって久々の好天
ようやく風が弱まったので、満を持して防雨シートを取り付けることにします。
防雨カバーは、安くて軽量なブルーシートにした。
耐久性には問題あるが、晴れ間を狙って、タイベックルーフやタディスセルフなどの防水シートを張るまでのサポートと割り切り、一番軽いタイプのものを7.2×5.4を2枚、5.4×3.6を1枚購入しました。
横張りのアルミ屋根材は屋根の高い部分から外していくことになるので、ケラバの頂上から軒先にかけてケラバに取り付けた胴縁にブルーシートを釘付けして使用します。
実を言うと、何日も前からこの作業試みてみたのですが、強風のためシートが吹き煽られ、巻き上がって収拾が付かず、かといって撤収も出来ずに、ケラバの縁にシートを巻いてその上から荷造り紐でぐるぐる巻きで固定して嵐をやり過ごすのが精一杯の状態でした。
反省点としては、
1.当初、屋根の工事中はシートが邪魔にならないように外壁にたらして作業するつもりでいましたが、風が強い日は、たとえ他の作業が出来たとしてもその間にシートが吹き破られることが分かった。風の強い日の工事は、作業の邪魔にならないようにシートを小さく丸めて屋根の縁に固定できるように工夫する必要がある。
2.シートの支持点が少ないとシートがヨットのスピンネーカーのように風をはらんで物凄い力で吹き煽られ、ハトメも飛んでしまい、シート自体も持たない。
風が吹き込まないようにシートの周囲の全てに支持点を増やす必要がある。
それでは以上の問題点を改善して設置することにします。
1.西屋根の軒先(鼻隠)に防雨シートを取り付ける
まがりなりに、ケラバにはブルーシートが固定されているので、先に、西屋根の軒先(鼻隠)に防雨シートを取り付けてしまいます。
(1)軒先胴縁に取り付けるブルーシートのハトメのそれぞれにひとひろの長さの荷造り紐を取り付けて、同じ縁から8cm内側に油性ペンでマークをつける。
(2)マークを胴縁の外側にあわせてシートの縁を外側に少したらし、ガンタッカーで止めていく。
押さえのドーブチにあらかじめコーススレッドを浅く打って準備
(3)軒先胴縁に紐つきのブルーシートの端を少したらして、押さえドーブチでシートをネジ止めする。
(4)屋根上のブルーシートを丸めて筒状に細く畳んで、各ハトメに取り付けた荷作り紐を使い、垂木の上のヒートンに通して結束する。 (もちろん風が無ければ、外壁に沿ってたらしても良い)
(5)屋根上に防雨のためにシートを展開しても近くに支持点が見つからない場合、屋根はぜに雪止め金具を取り付けて支点として対応することにします。
2.西屋根のケラバの防雨シートを取り付け直す。
作業中にシートを外壁に垂らすのをやめ、ブルーシートを小さく結束できるようにするため、1.軒先にブルーシートを取り付けたのと同様の手順で取り付け直します。
(5)屋根上のブルーシートを丸めて筒状に畳んで、各ハトメに取り付けた荷作り紐で、貫の上のヒートンに結束する。 (風が無ければ、外壁に沿ってたらしても良い)
見かけは以前と変わりませんが、今後は楽に展開と収納ができるはずです。
(6)屋根上に防雨のためにシートを展開しても近くに支持点が見つからない場合、屋根はぜに雪止め金具を取り付けて支点として対応することにします。
随分と遠回りしてしまいましたが、屋根の上には多かれ少なかれ風が吹いているとの前提で対策すべきでした。
試行錯誤の結果、5/27現在の防雨シートの設置状況です。
今日の記事のご感想はいかがですか
屋根をめくって風雨に晒されたら悲惨な結果になるので、防雨シートを事前に使えるようにしておかなくては旧屋根材を撤去できません。
ここ一週間ばかりは強風で、防雨シートの取り付けするのは難しかった。
ところが、今日は打って変わって久々の好天
ようやく風が弱まったので、満を持して防雨シートを取り付けることにします。
防雨カバーは、安くて軽量なブルーシートにした。
耐久性には問題あるが、晴れ間を狙って、タイベックルーフやタディスセルフなどの防水シートを張るまでのサポートと割り切り、一番軽いタイプのものを7.2×5.4を2枚、5.4×3.6を1枚購入しました。
横張りのアルミ屋根材は屋根の高い部分から外していくことになるので、ケラバの頂上から軒先にかけてケラバに取り付けた胴縁にブルーシートを釘付けして使用します。
実を言うと、何日も前からこの作業試みてみたのですが、強風のためシートが吹き煽られ、巻き上がって収拾が付かず、かといって撤収も出来ずに、ケラバの縁にシートを巻いてその上から荷造り紐でぐるぐる巻きで固定して嵐をやり過ごすのが精一杯の状態でした。
反省点としては、
1.当初、屋根の工事中はシートが邪魔にならないように外壁にたらして作業するつもりでいましたが、風が強い日は、たとえ他の作業が出来たとしてもその間にシートが吹き破られることが分かった。風の強い日の工事は、作業の邪魔にならないようにシートを小さく丸めて屋根の縁に固定できるように工夫する必要がある。
2.シートの支持点が少ないとシートがヨットのスピンネーカーのように風をはらんで物凄い力で吹き煽られ、ハトメも飛んでしまい、シート自体も持たない。
風が吹き込まないようにシートの周囲の全てに支持点を増やす必要がある。
それでは以上の問題点を改善して設置することにします。
1.西屋根の軒先(鼻隠)に防雨シートを取り付ける
まがりなりに、ケラバにはブルーシートが固定されているので、先に、西屋根の軒先(鼻隠)に防雨シートを取り付けてしまいます。
(1)軒先胴縁に取り付けるブルーシートのハトメのそれぞれにひとひろの長さの荷造り紐を取り付けて、同じ縁から8cm内側に油性ペンでマークをつける。
(2)マークを胴縁の外側にあわせてシートの縁を外側に少したらし、ガンタッカーで止めていく。
押さえのドーブチにあらかじめコーススレッドを浅く打って準備
(3)軒先胴縁に紐つきのブルーシートの端を少したらして、押さえドーブチでシートをネジ止めする。
(4)屋根上のブルーシートを丸めて筒状に細く畳んで、各ハトメに取り付けた荷作り紐を使い、垂木の上のヒートンに通して結束する。 (もちろん風が無ければ、外壁に沿ってたらしても良い)
(5)屋根上に防雨のためにシートを展開しても近くに支持点が見つからない場合、屋根はぜに雪止め金具を取り付けて支点として対応することにします。
2.西屋根のケラバの防雨シートを取り付け直す。
作業中にシートを外壁に垂らすのをやめ、ブルーシートを小さく結束できるようにするため、1.軒先にブルーシートを取り付けたのと同様の手順で取り付け直します。
(5)屋根上のブルーシートを丸めて筒状に畳んで、各ハトメに取り付けた荷作り紐で、貫の上のヒートンに結束する。 (風が無ければ、外壁に沿ってたらしても良い)
見かけは以前と変わりませんが、今後は楽に展開と収納ができるはずです。
(6)屋根上に防雨のためにシートを展開しても近くに支持点が見つからない場合、屋根はぜに雪止め金具を取り付けて支点として対応することにします。
随分と遠回りしてしまいましたが、屋根の上には多かれ少なかれ風が吹いているとの前提で対策すべきでした。
試行錯誤の結果、5/27現在の防雨シートの設置状況です。
今日の記事のご感想はいかがですか
2017-05-27 16:39
nice!(15)
コメント(6)
本格的になってきましたね!
今日はお出かけで只今福岡空港でビール飲んでいます(^ ^)
by ma2ma2 (2017-05-27 17:44)
まずは、これで雨は凌げそうですね・・・
by kinkin (2017-05-27 18:51)
相変わらず見事な腕前で。
ブルーシートは使い捨てになりそうですね(^^)
by ワンモア (2017-05-28 15:37)
ma2ma2さん
ようやくブルーシートを取り付けることが出来て、次の工程に進むことが出来ます。
福岡に乾杯!^^
by ロートレー (2017-05-29 20:53)
kinkinさん
ようやく防雨対策できました。
こんなに時間を懸けるつもりは無かったのが、ようやくです。(^^)
by ロートレー (2017-05-29 21:06)
ワンモアさん
新築だと多少の雨漏りOKなのですが、
居住していると雨漏り対策は慎重になります。
懸けたり、外したりが容易でなければならないので試行錯誤が続きそうです。
by ロートレー (2017-05-29 21:13)